
構成可能なストレージとあらかじめ構成されたストレージ
一部のストレージ サーバには、オペレーティング システム用に構成されたストレージのみ付属していま
す。管理者は、ストレージ サー
バ用のデータ ストレージを構成する必要があります。他のストレージ サー
バには、データ用にあらかじめ構成されたストレージが付属しています。購入されたストレージ サーバのタ
イプに応じて、追加のストレージ構成が必要になります。
追加のストレージを構成する
には、アレイ、論理ディスク、およびボリュームを作成します。表9に、HP
Smartアレイ ベースのストレージ サーバ用のストレージを構成するために必要な一般的なタスク領域
とユーティリティを示します。
表9 ストレージ サーバの構成
に必要なタスクとユーティリティ
タスク
ストレージ管理ユーティリテ
ィ
ディスク アレイを作成する アレイ コンフィギュレーション ユーティリティまたは
Storage Manager
アレイ スペースから論理ディスクを作成する アレイ コンフィギュレーション ユーティリティまたは
Storage Manager
新しく作成した論理ディス
クを検査する
Windowsのディスク
の管理
新しい論理ディスクにボリュームを作成する Windowsのディスクの管理
注記:
このタイプの構成は、サポートされる全てのストレージ コンポーネントに適用できるものではあり
ません。構成の一例です。
• ディスク アレイを作成する-構成可能なストレージ付きのストレージ サーバでは、フォールト トレラ
ンスとパフォーマンス向上の目的で物理ディスクをRAIDアレイとして編成し、次にストレージの特定
のニーズに合わせて、それらを適切なサイズの論理ディスクに分割することができます。その後、こ
れらの論理ディスクはボリュームになり、ストレージ サーバ上にあるドライブとして表示されます。
注意:
ハードウェアRAIDに基づくストレージ サーバの場合、最初のコントローラでは、アレイAの中に論理
ドライブがあらかじめ構成されています。これらの論理ドライブは、ストレージ サーバのオペレー
ティング システム用に構成されたものであり、どのような点も変更しないでください。
フォールト トレランス レベルは、アレイを作成するときに選択されていたディスクの数に応じて異な
ります。RAID 0+1構成を使用するには、少なくとも2台のディスクが必要です。RAID 5構成では3
台、RAID 5 ADG構成では4台が必要です。
• アレイ スペースから論理ディスクを作成する-必要なフォールト トレランス、ストライプ サイズ、
および論理ディスクのサイズを選択します。
• 新しく作成した論理ディスクを検査する-新しく作成されたサイズに相当するディスクが表示
されることを確認します。
• 新しい論理ディスクにボリュームを作成する-ドライブ文字を選択し、ボリューム ラベル、ボリュー
ム サイズ、アロケーション ユニット サイズ、およびマウント ポイント(必要な場合)を入力します。
注記:
「Don’t ERASE」または「Local C:」というボリュームを変更しないでください。それらは予約済みのボ
リュームであり、そのままの状態に維持する必要があります。
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ファイル サーバの管理